2025年第1四半期(1~3月)の主要経済指(GRP総額)は、湖北省が最も高い成長率(6.3%)を記録した。総量では広東省が前年同期比4.1%増、最大の3兆3,526億元だった。続いて江蘇省が5.9%増の3兆3,089億元となり、山東省が6.0%増の2兆3,466億元となった。
【JETROビジネス短信等 2025年5月8日】
第1四半期の社会消費財小売総額は前年同期比4.6%増の12兆4671億元で、価格要因を差し引いた実質は4.8%増となった。特に3月の社会消費財小売総額は5.9%増加、1~2月の伸び率を1.9ポイント上回り、2024年以降の各月の伸び率を超えた。31省の社会消費財小売総額の伸び率が5.5%以上となったのは14省で、そのうち6%を超えたのはチベット、湖北、河南、内蒙古、遼寧、新疆の6か所だった。
【CGTN等 2025年4月24日】
中国民航局の発表によると、第1四半期国際線は順調に伸長、便数に関しては日本・イギリス・イタリア等35カ国で2019年の水準を超えるまで回復している。旅客数についてものべ1,892万人を超え、前年同期比34%増、2019年同期比4.5%となった。
【人民日報等 2025年5月7日】
5月25日、湖北鄂州華湖国際空港にカナダハリファックス国際空港からの貨物専用飛行機が着陸、湖北省鄂州からニューヨーク、ハリファックスを結ぶ初めての貨物専用航路となる。鄂州空港は今年になってバンガロール、サンサルバドル等新路線を開拓し、既に100路線もの貨物専用航路が開通している。
【中国新聞網等 2025年5月25日】
2025年の中国「五一」は5月1日から5日の5連休となり、多彩な旅行商品が繰り広げられた。5日間の国内旅行者は前年同期比6.4%増ののべ3.14億人を記録、国内旅行総額も8.0%増の1,802億元を記録した。各地消費潜在力を刺激するような体験型レジャーや文化活動、AIによる混雑予想などを提供し、差別化する旅行者のニーズを満足させた。また夜景や夜市を楽しむ「夜経済」も活況で、計測可能な国家級夜間文化旅行消費密集地の累計旅行者数は5.2%増、のべ7,594万人を超えた。
【央視新聞等 2025年5月7日】
杭州税関が発表した第1四半期の同省の貿易額は前年同期比7.3%増の1兆2,900億元、うち、輸出は11.1%増の9,707億元、輸入は2.8%減の3,224億元だった。中国貿易総額の伸びへの寄与率は省別で最高となった。また、第1四半期の域内総生産(GRP)でも浙江省は2兆2,300億元を記録、前年同期比6%増で全国(5.4%)を上回る経済成長となり、年初に掲げた年間成長目標の5.5%前後を上回った。「杭州六小龍」と呼ばれるAIやロボットなどの有力ベンチャー企業群が、ハイテク製造業、設備製造業、戦略的新興産業を牽引し、いずれも前年同期比で2桁の成長を記録している。
【新華社通信等 2025年4月27日】
4月29日から5月5日の間、AIロボットをメインとした没入型テーマパークが杭州市武林之星博覧中心にオープンした。150体以上のAIロボットが出展された。また、世界初のUFO型純電気垂直離着陸(eVTOL)有人機「Zhihang iUFO」や、直径5?6メートルの炭素繊維複合胴体は、エイリアンの「直接」の宇宙飛行体験ができる。「人類とAI、共生の夢」が体験できるコーナーが60か所あり、科学技術の進歩と創造が実体験でき、数多くの子どもたちが来場し、最先端の技術に触れる機会となった。
【浙江在線等 2025年4月30日】
「中国人工知能(AI)地域競争力研究報告」によると、2024年中国のAI産業の規模は7,000億元を突破、成長率は20%以上が続いている。発展のポテンシャル分野では、浙江省がAI産業の実力を高め、広東省や上海市、北京市のような先頭集団を抜いて初めてトップに立った。AI産業の発展評価では、安徽省がスマート計算能力の向上と革新的シーン創出という強みを活かし、初めて5位に入った。AI関連のイノベーション能力評価では、広東省が80.5ポイントでトップとなっている。
【人民網等 2025年4月27日】
浙江寿仙谷医薬股?有限公司が保有する「霊芝」生殖細胞バンクは、世界で最も多くの霊芝の「生命コード」を保存しており、世界新記録を樹立し、ギネス世界記録として認められ、中国の科学技術力を再び国際舞台で輝いた。生殖細胞バンクは、生殖質資源を保護するために使用され、生物多様性の「金庫」および「生殖細胞バンク」として知られており、繁殖研究開発の基礎となっている。
【銭江晩報等 2025年4月30日】
寧波‐舟山港梅山港区では、5G、衛星・GPS等、新技術を利用したスマート化・効率化の運用が進んでいる。中でも、ガントリークレーンの稼働率は世界最大規模で、一日45,000箱のコンテナを処理、寧波‐舟山港規模拡大に貢献している。梅山港区の45基のガントリークレーンはフル稼働させている。24時間で45,200TEUの積み下ろしを行うため、梅山港エリアでは平均して毎分31TEU以上の積み下ろしが必要であり、これらのコンテナを端から端までつなぐと、全長は270km以上になる。
【浙江在線等 2025年5月26日】