中国国家統計局が発表した5月の新築住宅価格指数によると、主要70都市のうち9割以上の68都市で前月と比べ下落したという結果だった。上昇したのは上海と山西省太原の  2都市のみで、前月と比べ下落したのが4都市増加している。また、中古住宅価格についても、前月は1都市のみ上昇、5月は全70都市で下落しており、不動産不況が長期化していることが窺える。中国では多くの不動産開発企業の経営が悪化し、住宅建設がストップする等市況が悪化、政府は地方政府による在庫住宅の買い取りを打ち出す等不動産市場を下支えする姿勢を強めている。

【共同通信等 2024年6月17日】