静岡県日中友好協議会
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今時の中国の学生 日本に興味津々、私の学生たち

先日、ある女子学生が私に尋ねました。
「先生、7月に日本へ行くんですけど、東京の大きな書店を紹介してください。」「7月に花火大会をやっているところ、ありますか。」

 ここは、寧波大学外国語学院日本語学科です。各学年60名の学生が、日本語や日本文化を学んでいます。大学生にとって、6月末の期末試験、7月初旬の日本語検定を終えると、待っているのは約2か月の夏季休暇。この休みを利用して、日本へ旅行する学生もいるのです。

 日本語を学ぶきっかけはアニメ、アイドル、お笑い、ドラマ、村上春樹、東野圭吾等、人それぞれです。学生たちは、2年半の間、じっくり日本語を習得し、毎年25名前後の学生が3年後期(3月)から日本の大学へ1年間留学します。北は岩手大学から西は広島大学まで、協定校に留学した学生たちは、授業で学ぶだけでなく、サークルや生活を通して日本を肌で感じ、日本を満喫します。

 一方、寧波でも忙しい授業の合間に、日本語のサークル活動が行われています。それは隔週月曜日の夕方から始まる3大学合同のサークル、「日本語角」(日本語コーナー)です。寧波大学、工程学院、科学技術学院で日本語を専攻する学生たちが、もちまわりで約2時間のアクティビティを企画、運営しています。毎回、日本語、日本文化に関わる発表、ゲーム、自由交流の3本立てです。中でも楽しみなのは自由交流でしょう。大学や学年の枠を超え、留学生や日本人教師も参加して、日本語でおしゃべりする時間です。そして最後は恒例の記念撮影。

 4年生になると、学生は卒業論文に取り組みます。「森鴎外の作品における女性観」や「川端康成『雪国』の翻訳の比較研究」、「日本の焼き物文化」、「伝統芸能としての相撲」等様々なテーマで研究し、日本語で執筆します。5月の卒論口頭試問に合格すると、6月に晴れて卒業です。 こうして日本通、親日家の若者が、毎年、ここ寧波市内だけで何百人も巣立っていきます。

 

【日本語コーナーをしめくくる記念撮影】       【真剣に学ぶビジネスクラスの学生達】 

 

交流推進員プロフィール:横井香織
学歴:静岡大学人文学部卒業、兵庫教育大学大学院博士課程修了、博士(学術)
職歴:静岡市内の公立中学校、県立高等学校に30数年間勤務
    2016年に中国へ渡り、中国海洋大学を経て、現在、寧波大学外国語学院外籍教師


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