〜杭州娃哈哈集団(ワハハ)創業者〜 宗 慶後

中国最大の飲料メーカー
宗慶後氏(浙江省杭州市出身)は、1987年設立の杭州娃哈哈集団(当初、杭州娃哈哈栄養食品工場)の創業者であり、 現在も董事長兼総経理を務めています。同社は、現在、全国各地に80の生産拠点で、乳飲料、飲料水、炭酸飲料、フルーツ飲料、お茶、健康飲料、ビール、缶詰食品、スナックなどを製造し、総資産400億元、従業員3万人を有する、中国において最大規模の飲料企業となっています。

 

 ″ゼロ″から、年平均60%成長
1945年に生まれた宗慶後氏は、42歳の時に、仲間3人で、14万元を借金して、ずっと赤字状態にあった学校直営工場を引き受け、サイダーとアイスキャンディの製造・販売が始まりです。
起業する前の経歴:1963〜1964 浙江舟山馬目農場(現、東海農場)農業従事、1964〜1978 浙江紹興茶工場生産技術、1978〜1979 杭州工農校・紙箱工場業務員、1979〜1980 杭州光明電器儀表工場生産販売,1981〜1982 杭州勝利電器儀表工場生産管理、1982〜1986 杭州工農校営工場業務員、1986〜1987年,杭州市上城区校営企業経営販売部部長 


小魚、大魚を食う
1989年、子供用栄養ドリンクの販売代理店となり、後に瓶詰め機械を導入して、その栄養ドリンクのボトラーへと会社の業態を変え、これが大ヒット商品となり、校営企業をベースに「杭州娃哈哈栄養食品廠」を設立しました。
1991年、小企業「杭州娃哈哈栄養食品廠」は、大企業・債務超過に陥っていた2000人の職員を有する国営企業「杭州缶頭食品廠」を買収し、生産額2億元を超える杭州娃哈哈集団になりました。 


仏ダノン社と合弁、後に解消
抜群のコスト競争力で順調に事業を拡大してきた娃哈哈にもこれまで何度か危機的な局面がありました。その最たるものは2007年に表面化した仏ダノン社との経営権争いであり、1996年から同社の合弁相手となり、後に敵対的買収を仕掛けたダノン社と、宗氏及び同社の従業員、代理店とが激しく対立した末、2009年9月に同社が合弁会社におけるダノン社持分を買い取ることで最終決着しました。