2008年竣工の『杭州湾海上大橋』

 浙江省東部の杭州湾を南北(北は嘉興市海塩県、南は寧波市慈渓県級市)に縦断する海上橋・杭州湾海上大橋(中国語: 杭州湾跨海大橋)が2008年5月1日に開通しました。 

 開通当時、海上橋としては世界一、陸上橋を含めても世界第2位となる全長36kmです。現在は、世界最長の橋は青島膠州湾大橋(全長41.58キロ)であり、杭州湾海上大橋は世界第3位、海上橋としては世界第2位です。海上橋の開通によって、従来、陸路の移動距離が400kmだった寧波市と上海市は120kmに短縮され、移動の所要時間はわずか2時間となりました。 

 海上橋ではあるが、大部分は常時陸地もしくは潮位によっては干潟となる部分であり、水上を通る部分も銭塘江の淡水と混じり合う汽水域である。本来、海流が複雑で、流れが速い杭州湾に海上橋を建設することは困難と見られていたが、設計・資金・施工のすべてを中国国内で賄った杭州湾海上大橋の建設に総工費118億元(約1650億円)をかけ、2004年の着工からわずか3年で架設工事を終了しました。

 2010年12月18日には、3年にわたって建設された「杭州湾跨海大橋」の海上展望台「海天一洲」が落成しました。「海天一洲」は杭州湾跨海大橋南岸1.7キロに位置し、観光台と観光タワーからなり、海面上の面積1万2千平方メートル、その内、観光タワーは16階建ての高さ146.5メートル、観光展望台は観光やレストラン、ショッピング、宿泊を一体化した施設です。