武漢棋院を訪れて、囲碁談議

                           日本棋院支部静岡県連合会会長 八木 勇

 

 静岡県主催の中国湖北省との草の根民間交流の打合せのため、7月8日(月)から12日(金)の4泊5日で武漢市へ行ってきました。武漢市は、人口1,012万人の大都市で、今あちこちで建設工事が行われています。近くに長江(揚子江)が流れ、郊外は湖や池が多く、緑が豊かでした。湖北省は漢中といわれ歴史が古く、殷周の時代から栄枯盛衰を繰り返し、三国時代の舞台となった「赤壁の戦い」の旧跡等があります。訪問団体は囲碁の他、県華道連盟、県吹奏楽連盟等、8団体で総勢21名でした。囲碁は私と、県庁囲碁同好会OB、県女性碁連盟幹事の3名で参加しました。尖閣諸島問題でギクシャクしているのは、国の問題であって一般のみなさんは、文化交流を望んでいるようで私たちは熱心な歓迎を受けました。

 

 第一日目は、全体会議と個別会議、2日目は団体毎に分かれての訪問でした。私たち3名と県庁担当者、湖北省外事弁公室の方々の5名で武漢棋院を訪れました。武漢棋院は東湖のほとりにある立派な建物で大小の対局室がありました。また、特別に日本式の洋室と和室の対局室があり足つきの厚い碁盤と碁笥が置いてありました。このような環境で碁を打てるのは楽しい思い出になると思います。湖北省囲碁協会の会長邵元州氏は元省政府の高官で話がどんどん進み、私たちは「春か秋の季節の良い時期に訪問したい」と話しましたら、大変喜んでいただけました。邵氏は、日本との交流を強く望んでいるようでした。特に静岡県は富士山があり、食が美味しいから是非行きたいと、食事会の席上役員10数名が集まり相談していました。

 

 現在、武漢に行くには武漢天河国際空港と富士山静岡空港を結ぶ直行便が週2回あり便利になりました。中国は、囲碁の歴史が古く、4千年前の堯・舜の時代にさかのぼります。多くの皇帝、武将、詩人が囲碁を愛し、たくさんの逸話、言葉が残されています。囲碁の別名は、爛柯、手談、鳥鷺、座隠、忘憂清楽等で故事にならっていろいろ付けられました。歴史ある中国との囲碁交流は楽しみで来年5月に訪問する予定です。