改革開放40年『今』、『昔』 海の玄関口

世界の港と結ぶ港湾に成長

 1978年当時、中国全土の港湾ターミナル停泊バースは735ヶ所、その内1万トン級以上船舶が停泊できる133ヶ所しかありませんでした。1990年代以降になって、港湾建設が加速され、近代的な深水型、大型化、専用化バースの整備が進みました。2017年、港湾ターミナル停泊バースは27,778ヶ所、1万トン級以上船舶用は,366ヶ所、1978年に比べそれぞれ37.5倍と17.8倍になりました。

 中国科学院予測科学研究センターが発表した「2018年世界トップ20コンテナ港湾予測リポート」によると、2018年の港湾別コンテナ取扱量は首位が上海、2位がシンガポールという順位は昨年と同じですが、寧波—舟山港が4位から3位に浮上し、昨年3位の深港は4位となり、また香港港は順位を5位から7位に下げ、釜山港と広州港がそれぞれ5位、6位に上昇しました。

 

コンテナ取扱量上位3港

 第1位・上海港:上海港は、8年連続で世界の港湾コンテナ処理量において1位の地位を維持してきました。上海港・洋山港エリア第4期ターミナルは世界最大の自動コンテナターミナルです。

 第2位・寧波—舟山港:寧波—舟山港の年間貨物取扱量は「10億トン」を超え、唯一の「10億トン」超えの大型港の地位を維持し、世界の港湾ランキングは「10回連続第1位」を達成し、年間コンテナ取扱量では2600万TEUを超え、世界の港では上位3位にランクされ、全国の港では第2位にランクされました。   

 第3位・深港:深港は長年にわたり、コンテナ取扱量で国内第2位、世界第3位を維持していました。 2018年のコンテナ取扱量は2,570万TEU、国内第3位、世界第4位のコンテナ処理量を達成しました。

 

 


 

寧波港・北侖港と上海宝山製鐵

 「大地の子」(作家山崎豊子)でモチーフとして登場する上海宝山製鉄所の建設は、新中国誕生以来、最大の国家プロジェクトとして、「改革・開放」政策後の中核プロジェクトであり、また日中協力の象徴として1978年に着手された。

 上海宝山製鉄所の建設過程で、輸入鉄鉱石を大型外航船から積み替える為の大規模な施設が寧波郊外の北侖港の建設が決まり、この建設にも日本が協力している。また、この時期、石炭輸入のために、寧波港・鎮海港でのふ頭建設が始まり、1978年は今日の寧波港発展の礎となる。