新商品開発で活路、中秋の月餅

静岡県中国駐在員事務所

 今年の中秋節は9月15日です。中秋節と言えば月餅ですが、今年は中秋節と国慶節が約2週間離れていることから例年のように国慶節の贈り物として使われず、月餅の「不作」年と呼ばれています。この状況を打破するため、各月餅メーカーが多くの新商品を開発したところ、消費者の人気を集めることに成功しました。 

 

 鮮肉(肉入り)月餅は上海月餅市場における主力商品の一つですが、今年は新雅粤菜館の篤鮮月餅と王宝和酒店のザリガニ月餅が特に人気を集めています。

 

 篤鮮月餅の材料と調理法は篤鮮(豚バラ肉と筍の煮込み料理)と全く同じであり、豚バラ肉、塩漬け肉、筍を材料としています。上海人なら1度は食べた事があり、目をつぶってもその美味しさを想像できますが、篤鮮は一般的に冬と春に作られるもので、夏に食べることはまれです。篤鮮月餅は価格も非常に庶民的であり、1個6元(約100円)ですが、販売量に限りがあるため、購入するには最低2時間は行列に並ばなければならないほどです。

 

 今年人気を博している王宝和のザリガニ月餅は、一つの月餅に4匹のザリガニが丸ごと入っています。製造方法が複雑なため、毎日100箱限定販売です。価格は1個15元(約230円)と手頃ですが、予約なしではほぼ購入不可能で、転売による取引額は1箱(12個入り)300元になるそうです。その他、和牛月餅、カスタード月餅等も人気を集めています。

一般的な鮮肉(肉入り)月餅.jpg