世界最先端のモバイルウォレット都市、杭州

編集:静岡県・浙江省経済交流促進機構浙江省委員会事務局

 

 貴方は日々の生活でこのようなストレスに悩ませられる事はありませんか。例えば、左右両手に荷物を抱えてバスに乗るときに、小銭やICカードをとりださなければならない、更には小銭を持っていない等。杭州はこのような問題と無縁の都市です。今年6月、杭州市街区の全ての公共バスでモバイルウォレットが使用可能となり、携帯電話1台で何不自由なく外出できるようになりました。

 

 「キャッシュレス」社会は既に杭州の新たな代名詞となっています。杭州は現金を持つ必要がない都市であり、既に中国のみならず世界最大規模のモバイルウォレット都市になっています。全国337都市中、杭州のモバイルウォレットの普及率、カバー率、サービス水準、どれをとっても北京、上海、広州の大都市を上回り、全国1位となっています。現在、杭州のタクシーの98%、スーパー・コンビニの95%、レストランの50%、杭州市街区を走る全ての公共バスでモバイルウォレットによる決済が可能となっています。その他、杭州市民は光熱費、医療費、罰則金等、50項目に上る公共料金の支払いもモバイルウォレットで支払うことができます。

 

 モバイルウォレットによる決済は信用の積み重ねであり、杭州市民の信用評価は全国平均を31ポイント、零細企業の信用評価は全国平均を41ポイント上回っています。そのため、杭州では「信用を通貨」として使用でき、市民は現金を持っていなくてもショッピングを楽しむことができます。例えば、社会信用スコア「芝麻信用」が650以上はデポジット無しで自転車をレンタルでき、600以上はデポジット無しで書籍を閲覧でき、550以上は無人販売機を使用することができます。杭州では、今、「貴方の財布にはいつから現金がはいってない?」、「最後に現金をおろしたのはいつ?」といった会話が頻繁に聞かれます。

 

 杭州、更には中国全土で「キャッシュレス社会」が益々身近な存在になっており、AI、クラウド等の新技術と同じように徐々に人々に受け入れられています。